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からだも心もラグであったか 冬を楽しむインテリア

新年を迎え、本格的な冬の季節がやってきました。寒さが厳しくなると、家で過ごす時間が長くなりますね。こんな時こそ楽しみたいのが、冬のインテリア。
からだも心も温まるラグマットのコーディネートを、インテリアコーディネーター山賀史子さんに教えていただきました。

冬にうれしいラグマット

高い断熱性で冷気を遮断

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冬は、室内の冷気が下へ下へと降りていくので、足元を温めることが大切です。ラグは高い断熱性で冷気を遮断し、室内を暖かく保つので、光熱費の節約にもなります。また、ラグの下に断熱シートを敷くことで、さらに断熱性を高めて踏み心地も柔らかくなり、クッション性もアップします。

“ダストポケット効果”でハウスダスト対策

冬は、防寒着やこたつなど室内に布製品が多く、寒さで換気も怠りがちになるため、ハウスダストが急増します。なかでもフローリングの室内は、人が動くたびにホコリが舞い上がり、空気中にハウスダストが浮遊している状態になります。
ラグ・カーペットは、ホコリを一時的に繊維に吸着させる“ダストポケット効果”で、ホコリが舞い上がるのを防ぎ、お部屋の空気をきれいにする働きがあります。ラグに吸着したホコリは日常の掃除機がけで充分です。毛足が長いラグを除いて、ルンバの使用がOKなマットも多く流通していますよ。

ラグマットの素材選び

ラグの素材は大きく分けると、天然素材と化学繊維の2つがあります。
天然素材は羊毛を使ったウール、繊維が細くしなやかで光沢のあるシルク、肌着に使用されるコットン、麻素材等があります。化学繊維は主にポリエステル、アクリル、ナイロンなど。
素材はそれぞれ特性がありますので使用する用途に合わせて最適なものを選んでくださいね。

ウール
調湿性に優れ、毛の間に空気を含むため断熱効果があります。羊毛特有の動物性天然油が日々の汚れを弾き、耐久性に優れています。ギャベな ど手織りのラグはアートの要素もあり高価な作品も。
シルク
繊細でデリケートな光沢が美しい繊維です。摩擦に弱いため客間などの美的鑑賞芸術品として楽しむ高級品です。
コットン
通気性がありサラリとした肌ざわりで風合いよく、洗えて比較的安価です。
ポリエステル・アクリル
デザイン・色が豊富で安価です。肌ざわりは天然のものに比べると劣ります。
ナイロン
耐摩耗性が高いので、オフィスのカーペットタイルなどに使用されます。

冬のインテリアは重ね着のように色を楽しんで

一生モノの住宅や家具は、頻繁に買い替えることはありませんが、インテリアは季節や気分に合わせて変化を楽しみたいもの。そこで活躍するのがラグやファブリックといった布製品です。お部屋のベースカラーに合わせて差し色や柄物を組み合わせたり、ラグとファブリックをお揃いにしたりと、洋服の重ね着感覚で冬のインテリアを楽しみましょう。

差し色で空間にメリハリを

ラグで色を加えることで、空間が強調されてインテリアにメリハリが生まれます。

(画像提供:遠鉄ホーム)

グレーの色調に落ち着いたローズピンクのラグを敷き込み、視覚効果による暖かみを演出しています。

ラグ&ファブリックのトータルコーディネートで個性を出して

インテリアの中で広い面積を占めるラグやカーテンと、クッションなどの小物を色や柄で繋げると、一気に統一感が生まれます。
同系色のコーディネートは色相環で言うと隣3つくらいまでの近似色のこと。類似色は似た色同士なので、近くにあっても違和感なく調和します。

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同系色で異なるトーンの組み合わせ。ラグの色を明るくすることで広々とした印象になり、爽やかに品よくまとまりのある内装空間となります。

(画像提供:株式会社桑原建設)

天然木材の床・家具に手織りのウール絨毯ギャベや、個性的なキリムクッションなどの手工芸品を合わせることで、温かみのあるリビングに。飾り棚の背面に貼られたコラベルタイルと調和させ、インテリアをワンランク上に昇華させています。

ゾーニング効果で空間にメリハリを

ラグはリビング・ダイニングなど、広い空間をゆるやかに区切るのに効果的です。
ひとつの空間にラグを敷くことで、寛ぎのリビング空間とダイニングの食事動線を緩やかに分けることができ、部屋の過ごし方の潜在意識に変化を与えます。

(画像提供:遠鉄ホーム)

ゾーニングにはメリハリのあるラグが効果的です。家具の補色(反対色)や、柄が入ったものを合わせて部屋のアクセントに。モノトーンのトライバル柄ラグを取り入れ、アメリカンな個性的インテリア空間へと仕上がりました。

ラグ一枚で、インテリア性を高める効果

(画像提供:株式会社inie japan)
床へラグを敷くメリットは、断熱性保温性といった機能的身体面に有効という事だけでなく、空間に芸術性やオリジナリティーをもたらし心の満足度をより高めます。
内装全体をイメージしながら、テーマとなるカラー・デザインを決めて選んでみましょう。見えない間仕切りの効果を意識して、空間へ取り込めば生活にアクセントのある室礼を実現させることが可能です。ラグの魅力は彩りだけではありません。ぜひご自身のライフスタイルにあわせコーディネートしてみてください。

インテリアコーディネーター
山賀史子さん

神奈川県横浜市生まれ。高校在学中にカナダのホームステイ先で、ライフスタイルに合わせた生活空間づくりを楽しむ様子に感銘を受け、短大で生活造形・インテリア学を学ぶ。浜松の設計事務所およびハウスメーカーで勤務したのち、フリーランスのインテリアコーディネーターとして活動を開始し、2015年に「in F」として独立。お客様のイメージを形にし、長く愛着を持って快適に過ごせるインテリアの提案を行っている。

アイキャッチ画像、※1、※2の画像 撮影:メイプルカフェ(浜松市中区広沢2-27-29)

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