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マンション購入のタイミングはいつが最適?年収や年齢、ライフスタイルから考えよう

将来的にマンションの購入を考えている場合、どのタイミングでマンションを買えばいいのか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
購入するタイミングによってメリットや注意点が違うため、最適なマンションの購入時期は人によって異なります。

この記事ではマンションの購入について、統計から見た傾向と購入タイミングごとの特徴やメリットを紹介していきます。

遠鉄の不動産・浜松ブロック長 江間 和彦(えま かずひこ)


宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士

マンション購入のタイミングはいつ?

マンションの購入時期を判断するにあたり、一般的な購入タイミングの時期は気になるところです。
マンション購入のタイミングを「年齢」「年収」「家族構成」の3点から評価した場合の傾向をまとめました。

『年齢』から考える購入のタイミング

マンションの購入を決定する年齢として最も多いのは、30代と40代です。
令和元年度の『住宅市場動向調査報告書』では、この2つの年代が約68%を占めていました。

30代から40代までは、給与の増加などで収入が増え始める年代でもあります。
生活に余裕が出ることから、マンションの購入を検討し始めるのが理由だと推測されます。

住宅ローンの借入は返済期間が30年超の長期にわたることが多く、完済年齢を見越してこの時期に購入を決める方も多いようです。

『年収』から考える購入のタイミング

令和元年度の『住宅市場動向調査報告書』のマンションを購入した人へのアンケート結果を集約すると、平均して年収400万円以上の世帯の割合が高いことが分かりました。
マンションを買うとき、住宅ローンを利用して購入する人が大半で、返済を見据えある程度の収入を確保できてから購入に踏み切るためだと考えられます。

年収は購入できるマンションの価格にも直結する要素です。
収入によって住宅ローンを借入れる額が異なること、借入額が大きくなるとその分毎月の返済も増えることがその理由です。

年収に対するローンの年間支払い額は35%以内を目安に、安全圏であれば25%以内に収めるのが理想とされています。

手取り年収が400万円の人であれば、年間100万円までとなる計算です。
仮に返済期間30年でローンを組み、年利1.3%の固定金利で計算すると、約2,470万円の借入が可能という結果になります。

このように年収によって購入できるマンションの価格と毎月の負担が変化するため、一定の収入を確保した上で購入を決定する人が多くいるというのが現状です。

マンション購入と年収について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

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『家族構成』から考える購入のタイミング

令和元年度の『住宅市場動向調査報告書』によると、家族構成からマンション購入のタイミングを評価した場合、家族が増えたタイミングでマンションを購入している人が多いことがわかります。
マンション購入者のうち90%以上が、夫婦または夫婦+子供という世帯であることが推察されるためです。

また厚生労働省の調査によると、第一子は25歳から34歳までに出産される割合が多く、分譲マンションの購入を検討する時期とも一致します。

マンション購入のタイミングとライフステージの変化

結婚・出産を始めとしたライフステージの変化に合わせて、マンションを購入する方は多くいます。
購入のメリットや注意点はライフステージごとに異なるため、そうした点を念頭に置いて検討しましょう。

結婚

結婚生活をマイホームで始めるため、マンションの購入を結婚に合わせる方もいます。
20代から30代で結婚する場合は、比較的年が若いことからローン審査に通りやすいという点が強みです。
また住宅ローンに付随する団体信用生命保険に加入することで、ローンの名義人にもしものことがあっても、配偶者にマンションを残すことが可能です。

ただし結婚生活の実績がない分、月々の収支を把握しづらいため、返済計画をたてる際は注意が必要です。

出産

妊娠・出産を契機にマンションの購入を決めることもあります。

出産に合わせたマンションの購入は、子供とともに生活しやすい環境を作るという点でメリットの大きな選択です。
例えば子供が部屋を汚したり傷つけたりした場合でも、分譲マンションであれば自分の資産なので気を使わずに済みます。

またマンションを選ぶ際に「安心して子育てしたい」との想いから、セキュリティの整っている物件を条件にする人もいます。

ただし産休・育休の取得による収入の減少には注意が必要です。
ローンを組む前に、収入の減少分も計算に入れて借入額を判断しましょう。

子供の入園・入学

子供の入園・入学もマンションを購入するきっかけになります。
いずれマンションを購入する予定があるのなら、入園・入学までに引越しておくと後の転園・転校が必要ありません。

一般的に、マンションは長く住むことを前提に購入します。
このタイミングでマンションを購入する場合、子育てや通学のしやすい環境かどうかを見定めた上で物件を検討するようにしましょう。

子供の独立・老後の暮らし

子供が独立した後の老後の家として、マンションを購入するケースもあります。
広めの戸建てで生活をしていた方が、子供の独立を機に自宅を売却し、コンパクトなマンションを購入するケースも増えています。

また高齢者は賃貸住宅の入居を断られる可能性があるため、終の棲家としてマンションを購入する人もいます。

高齢者のマンション購入で問題となるのが、ほとんどの場合住宅ローンを利用できないことです。

持ち家を売却した場合以外は、購入にかかる費用は全額貯金から捻出することになります。
このとき、老後の生活費を購入費用で削ってしまわないよう注意してください。

老後にかかる生活費を計算し、マンション購入に充てられる額を整理してみましょう。

マンションは購入と賃貸、どちらがいいの?

購入と賃貸にはそれぞれに利点があり、人によって向き・不向きが異なります。

例えばマンションの購入には、物件が自分の資産になるという強みがあります。
内装の変更や改修ができるため、自分好みの家で暮らすことが可能です。
また、賃貸に出すなど資産としての運用も視野に入れられます。
しかし、一度購入すると気軽に引越しできなくなり、住宅ローンの返済リスクも発生する点が懸念されます。

一方、賃貸はマンションを所有しないことによる身軽さがメリットです。
近隣トラブルや自然災害が発生した場合など、問題が起これば引越せます。
ただし、家賃を何年払い続けても物件は自分の資産になりません。

このように、購入と賃貸のどちらがよいかは、住む人の価値観とライフスタイルによって異なります。
検討する際は、自分にはどちらが適しているかを考えた上での判断が必要です。

マンション購入と賃貸のメリット・デメリットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

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まとめ

統計から見ると、一般的にマンションは「30代~40代」「年収400万円以上」「ライフステージの変化するタイミング」で購入されます。

メリットや注意点はタイミングによって異なるので、それらを理解した上で自分に合った購入タイミングを模索することが重要です。
まずは、自分の状況とライフプランを整理し、適した購入タイミングを考えてみましょう。
(執筆者:いちはらまきを)

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