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一人暮らしのマンション購入|おすすめの広さや価格相場は?メリット・デメリットも解説

独身でマンションの購入を検討している方が増加しています。
一人暮らしの方がマンションを買う場合、どのような間取りや価格のマンションを選べばよいのでしょうか。

この記事では、マンション選びの基準と、一人暮らしでマンションを持つメリット・デメリットを解説していきます。

遠鉄の不動産・浜松ブロック長 江間 和彦(えま かずひこ)


宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士

一人暮らしのマンション購入におすすめの広さ・間取りは?

適した広さや間取りは人によって異なるため、一概に「こういう物件がよい」とは言えませんが、ライフスタイルの変化を見越して間取りが広めの物件を選ぶのが無難でしょう。

東京ガス株式会社の調査によると、一人暮らしの人がマンションを購入する際、男性は広めの物件を、女性はコンパクトな物件を好む傾向があります。
専有面積では60平方メートルを基準に、男性はそれ以上、女性はそれ以下を選ぶことが多いです。
間取りでは男性には3LDK、女性には2LDKが人気です。

「一人暮らしであれば1Rや1Kのマンションでも十分」という方もいます。
しかし2LDK以上の間取りであれば、寝室とリビングを分けられるうえ、住人の増加にも対応でき、ライフスタイルが変化しても長く住めるでしょう。

一人暮らしのマンション購入、価格相場はどれくらい?

一般的に一人暮らし向けのマンションの購入価格は、3,000万円がひとつの基準です。

しかしマンションの価格相場は地域によって異なります。
似た条件のマンションでも地価や不動産需要の違いから、1,000万円以上価格に開きがあることも珍しくありません。
そのため、まずは希望エリアの相場を調べてみましょう。

またマンションを購入する際は、年収とローン返済額のバランスも考慮します。
返済負担率(手取り年収に対する年間返済額の割合)が25%以下だと安全とされています。

返済負担率を25%以内に収めると仮定する場合、年収ごとの購入可能なマンションの価格と毎月の返済額の目安を表にまとめました。

なお、この金額は以下の条件で算出しています。

  • 頭金350万円
  • 住宅ローン返済期間35年
  • 年利1.3%(元利均等返済)
  • 管理費および修繕積立金23,000円
  • 購入時の諸経費含まず
年収 マンション購入価格 毎月返済額(管理費・修繕積立金を含んだ額)
300万円 2,400万円 60,778円(83,778円)
350万円 2,750万円 71,155円(94,155円)
400万円 3,110万円 81,829円(104,829円)
450万円 3,460万円 92,205円(115,205円)
500万円 3,810万円 102,582円(125,582円)
550万円 4,160万円 112,959円(135,959円)

購入を検討するマンションの価格は現在の収入で購入可能なのか、住宅ローンの月額が、無理なく返済できる金額かを必ずシミュレーションしておきましょう。

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一人暮らしのマンション購入のメリット

「一人暮らしであれば賃貸住宅でも十分」と考える方もいるかもしれません。
しかしマンションの購入はファミリー層だけでなく、一人暮らしの方にもメリットがあります。

資産として運用できる

マンションは、購入すれば売却や賃貸物件としての運用を検討できます。
現金が必要になった場合は売却できたり、空き部屋を賃貸物件にして家賃収入を得たりすることも可能です。

資産としての運用を考えるのであれば、購入時に該当エリアの賃貸需要や、経年による物件価値の値下がりを考慮しておきましょう。

好みの内装に変更できる

賃貸と違い、壁紙や設備などの内装を変更できるのも分譲マンションの強みです。
好みのデザインや使い勝手にカスタマイズし、自分の暮らしに合わせた家づくりができます。

内装工事には管理組合に届出が必要なマンションが多いため、購入時に管理規定を確認しておきましょう。

老後の住居を確保できる

分譲マンションでは、住宅ローンを完済したあとの住居費の負担が大きく減少します。
老後に収入の減少が見込まれるのであれば、少額の維持費で住める持ち家は魅力的です。

高齢になると賃貸物件への入居を断られることもあるため、あらかじめ住居を確保することで老後の不安を解消できます。

充実した設備やセキュリティを利用できる

分譲マンションの多くは、セキュリティ環境や設備が充実しています。
数年で引っ越すことが多い賃貸物件と違い、長期間住み続けることを前提としているからです。

分譲マンションの設備としては、以下のようなものがあげられます。

【分譲マンションの設備(一例)】

  • オートロックのエントランス
  • 監視カメラ
  • 24時間ゴミ出しができるゴミ置き場
  • 宅配ボックス

安心して快適に生活したいという観点から、賃貸より分譲マンションが選ばれることもあります。

一人暮らしのマンション購入のデメリット

マンションの購入にはメリットが多い一方、賃貸にはないデメリットも存在します。
購入を検討する際はメリット・デメリットを理解した上で決定しましょう。

具体的に注意するポイントを4点紹介します。

気軽に引越しできなくなる

マンションを購入すると気軽には引越しができなくなるため、引越しの多い方の住居としては不向きです。

購入後は手放すまで、住宅ローンの支払いと物件の維持・管理が必要です。
別の場所に引越すとなると、マンションの売却活動に加えて新たに物件を探して契約するところまで自分で手配しなければなりません。

住居として購入したいのであれば、将来的な引越しの予定の有無を想定した上で慎重に判断しましょう。

税金や維持費用が発生する

分譲マンションを検討するときは家賃とローン返済額を対比して購入を検討しがちですが、ローン以外にも費用が発生します。
固定資産税と管理費、修繕積立費などがその代表例です。

固定資産税は、マンションの建物と土地にそれぞれ課税され、年に一度支払いが発生します。
管理費と修繕積立費は月に一度、マンションの維持のために徴収されます。
これらの費用はローン残債の有無に関係なく、所有している限りかかるので注意が必要です。

マンション購入前は、税金や維持費を含めたトータルの支出を計算しておきましょう。

売却時にローンが残ることがある

ローンを完済する前にマンションを売却するとき、必ずしも高く売れるとは限りません。
なかにはローンの残債より低い価格で売却され、オーバーローン状態に陥ることもあります。
将来の資産にするためにマンションを買ったのに、負債だけが残る可能性がある点に注意しましょう。

ただしマンションの経年による売却価格の低下は、物件の価値や地域の不動産需要によって異なります。
購入希望者が多いエリアで、売れやすい条件の整った物件を選ぶことで、売却時にオーバーローン状態になるリスクを抑えられます。

一人暮らしのマンションは購入と賃貸、どちらがお得?

一人暮らしでマンションを選ぶとき、賃貸には賃貸の、購入には購入のよさがあるため、必ずしもどちらがいいとは言い切れません。

例えば老後に発生する住居費の負担を軽くしたい、将来的に固定費を抑えて住める持ち家が欲しいと考えている方には、マンションの購入は魅力的な選択といえます。

一方、引越しが多い方や、ライフスタイルの変化が見込まれる方には、マンションより賃貸が適している可能性もあるでしょう。

購入と賃貸のどちらがお得だと感じるかは、個人の価値観やライフスタイルによって異なります。
迷った際は、今後のライフプランやマンションに求める要素を整理して、どちらが自分に適しているのかを評価した上で決定するようにしましょう。
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まとめ

分譲マンションは単身者からも需要があり、購入を検討する方は多いです。
マンションの相場は3,000万円が一つの基準ですが、地方や住宅の需要によって差があるため、希望エリアの相場を確認してみましょう。

一人暮らしに人気の間取りは2LDK以上です。
手狭な物件は住人の増加に対応できない、内装工事が制限されるといったデメリットがあり敬遠される傾向にあります。
(執筆者:いちはらまきを)

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